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グラフィティは落書きかそれとも・・・
グラフィティを直訳すれば、「落書き」になります。 ただ、スプレーを使い落書きすればグラフィティかと言えばそうではありません。 もうあまり見かけませんが、暴走族が日本語のあて文字で「四六死苦」などと書いていたものは グラフィティではありません。 では、何が違うのか。 スプレーで書いているのにグラフィティと呼ばれるものとそうではないものがある。 これは、グラフィティが世の中に出てきたルーツにあります。 元々は、売名行為で町中に自分の名前を書いたのが始まりと言われています。 ただ、それ以前にも戦争中にもメッセージをこめたスプレーで書かれた文字が残っているので グラフィティの発祥はもっと以前と言う説もあるくらいです。 さて、この売名行為やメッセージから始まったグラフィティ文化ですが、 黒人が自己表現として始めたものが、マスコミに取り上げられた事で認知されたのです。 1970代にダンスやDJ、ラップそしてグラフィティで自己表現を行ってきました。 それをオールドスクールと呼びます。そしてこの4つを行っている人たちをB-BOYと呼ぶのです。 このB-BOYは、必ず自己表現を通しメッセージを伝えています。 自分自身だったり、世の中に対してだったり。 グラフィティは直訳すると確かに「落書き」なのですが、日本の意味を持たない落書きとは大きな違いがあるのです。 だから、非合法を犯してでもメッセージを伝えるのです。 黒人は特に表立ってメッセージを伝える事や意見を述べる事がなかなか出来なかったので このように別の形で世の中にメッセージを残してきたのです。 今でこそ黒人でも自由になってきましたが、完全に差別感がなくなったわけではありません。 どんなにスターでも未だに残っているのです。 なかなか海外に出た事のない日本人はそのような感覚が分からないので、 単に暴走族の落書きとして終わり、根付く事無く消えていったのです。 しかし、グラフィティはブームが去った今でも受け継がれているのは、単にかっこいいからと言う単純な理由だけではなく黒人の魂が世界中に残っているのでしょう。 だから、グラフィティは落書きではなく、黒人が残したメッセージ(魂)なのです。 グラフィティ調のデザインを扱っていますので、オフィシャルサイトも是非ご覧下さい。Jimule http://www.jimule.com/ PR |
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